2020年10月からのアニメ放送で一気に人気が出てきた「呪術廻戦」は少年ジャンプで連載されているファンタジー・バトル漫画です。
コロナの影響でステイホームする機会が増えている中、このような新作漫画・アニメは心の肥やしになります。
私も今回のアニメ放送がきっかけでこのストーリーを知ることになりました。
この漫画(アニメ)、結構面白いです。
ここではこの「呪術廻戦」が気になっている方々(とくに中高年の人?)向けに内容を、個人的感想をふんだんに混じえつつ、簡単にご紹介していこうと思います。
目次
呪術廻戦の良さ
まるでアジアン・フュージョン料理のような作品
この漫画・アニメは、過去の名作漫画でなんか見たこと・聞いたことがあるような・・・
的な設定・能力などがたくさん出てきます。
悪く言ってしまえば「パクリ」という人もいるかもしれませんが、なぜかこの漫画ではそのようないやらしさを感じません。
純粋に漫画のDJ的な?うまいこと色々な要素を他作からインスパイアされてまとめあげているように感じます。
そしてその上で、タイトルにあるように「呪い」「呪術」の力を切り口に独特の設定にしています。
必殺技「領域展開」
領域展開とは、パンチンコの「確率変動」に感覚が近い気がします。自分の攻撃が確実に敵にあたる必中の領域に閉じ込め、ボコボコにします。呪術師も呪霊も、成長すれば使うことができます。ただしパワーの関係で1日1回が限度とされています。名前わすれましたが格闘ゲームのゲージ溜めて出す必殺技に近い感じです。
敵キャラが人間臭い
敵キャラの一人が主人公たちにボコボコにされた後、敵グループと一緒に温泉につかりながら反省会のような会話をしているコマだったり・・・
敵グループは化け物の集まりですが、そこにもなにか人間臭さを感じます。
負けては死に・負けては交代の単純ヒーローものにはない面白さがあります。
強いが憎めないキャラ「漏瑚 (じょうご)」
物語の初期から登場し、今はもう退場しています。見た目がギャグっぽいのですが、強いです。後述の五条悟封印戦では呪術師が3〜4人再起不能にされました。しかしその前には五条悟にボコボコにされていました。その後、復活して温泉につかっているシーンは好きなところです。
脇役にもストーリーがある
「こいつ絶対埋め合わせのサブキャラだろう」と思っていたキャラがあるとき活躍して、その存在の意味を表したりするシーンがあります。
その辺りも、「キャラの個性」を丁寧に描いているなあと思います。
覚醒して最強クラスになったサブキャラ「禪院真希 (ぜんいんまき)」
フィリピンにあって英語版を読んでいるので完全に把握できているのかわかりませんが、このサブキャラが突然強くなりました。各種漫画にもいろいろな日の目を見ないサブキャラが登場し、それだけで終わっていくことが多いですが、禪院真希 (ぜんいんまき)は違いました。「え?こいつを持ち上げるの??」とちょっと驚いています。
アニメのクオリティが高い
これはもう、最近のアニメすべてに言えることですが、アニメのクオリティは高く、のめり込んで見てしまいます。
ぱっと見の雰囲気が少年漫画バリバリなのでちょっと抵抗がある人もいると思いますが、ここはひとつ、童心にもどった気持ちで見てみることをオススメします。
呪術廻戦の世界観
「呪力」と言われるパワーをまとった高校生(呪術士)が、呪いの力で生まれた敵化け物たち(呪霊)をたおしていくという大枠の流です。
しかし、時に過去からの経緯で人間同士が戦ったりもします。
「呪力」を扱う高校生の一部は、平安時代の陰陽師たちの末裔でもあり、その当時からのしがらみや因果が現在にも受け継がれています。
また活躍するのは高校生だけでなく、「おっさんキャラ」も大活躍するのは「ワンピース」の世界観にも共通します。
なお、「呪霊(敵キャラ」、「呪術士(味方)」のどっちがほんとうに「悪」なのかまだよくわからいところも奥深さを感じます。
呪術廻戦の主要キャラ
虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)
この人が主人公ですが、まだそれほど強くはありません。ただし訳あって体内に最強の呪霊「両面宿儺 (りょうめんすくな) 」を宿しており、ときにその力を発動することがあります。ただし、コントロールできているわけではありません。
五条 悟(ごじょう さとる)
この人は味方であり、高校の先生という設定ですが、「最強キャラ」として君臨します。掴み所のない自由奔放な性格・イケメン・血統もいい、と主人公のような存在ですが、一応は脇役。あまりに強すぎるので敵は五条 悟(ごじょう さとる)を「封印」するという戦略に出ます。
七海 建人(ななみ けんと)
味方です。五条 悟(ごじょう さとる)の弟子であり高校の教師ですが、脱サラ呪術師という特殊な設定です。定時を過ぎて残業タイムになると強くなります。物語序盤で主人公と共闘するなど出番が多いです。
夏油 傑(げとう すぐる)
敵です。もともとは五条 悟(ごじょう さとる)の友人で、いろいろあって死んだんだけど生きていた・・という設定にみえつつ、実はある呪霊に死体を乗っ取られています。敵グループのボスとして呪霊を率いて人間界を転覆しようとしています。
真人(まひと)
敵です。物語序盤で出番の多い呪霊で、触れられると爆発するというチート級能力で呪術師たちに立ちはだかります。
呪術廻戦のイマイチなところ
一番しっくりこないのは、「人間」「呪霊」「呪術師」たちが戦い始めた理由がシンプルで幼稚すぎるかなあと感じるところでしょうか。
それと、呪力をつかう呪術師や、呪力はないけどやけに強いスーパー人間が「なんでいきなりお前そんな力もってんねん」というツッコミをしたくなるほど唐突であるということでしょうか。
その辺りのフィロソフィーやストラテジー、伏線・バックグラウンドは置き去りにして、それよりも各種歴代漫画のいいとこ取りをうまくまとめ上げることに力を注いでいるのかもしれません。
話は変わりますが今の大河ドラマ「青天を衝く」で渋沢栄一と平岡円四郎が出会うシーンで「そんなにうまいこと出会って打ち解ける?」とシラけたことがありますが、そんな感じの唐突さです。
「呪霊」が生まれる原因も、人間の負の感情から生み出されるというなんともチンケな設定だなあと思ってしまいますが、もしかしたらこれはミスリードでなにか裏に隠されているのかもしれません。
最近の呪術廻戦ストーリーをキャッチアップ
まあ色々ありまして、
前述の最強呪術師「五条 悟(ごじょう さとる)」が封印されていまいました。
彼が強過ぎて仕切りまくっていたため、呪術界・人間界のバランスが徐々に崩れて行きます。
封印されるに至る過程でたくさんの戦闘がありまして、たくさんの呪術師たちが死んだり、大怪我をしたりしています。
ドラゴンボールや魁!男塾はすぐに生き返ったり、キャラの性格を理不尽に変えたりしますが、最近の漫画では大切なキャラも人間らしくすぱっと切り捨てるところは漫画界の進歩だと思います。
ちょっと応援したかったキャラ「釘崎野 薔薇(くぎさき のばら)」が「真人(まひと)」に頭を吹っ飛ばされて再起不能の生死不明にいきなりなったのには少しショックでしたが。
現在は「呪霊」たちは少しおやすみ中で、人間同士・呪術師同士で戦いが始まろうとしています。
「漏瑚 (じょうご)」の炎でボロボロに焼かれて美貌が台無しになったキャラ「禪院真希 (ぜんいんまき)」が突如覚醒してありえないほどのパワーで一門を次々に虐殺しています。
ちょいちょいサイコパスな展開も楽しめます。
今後、アニメの続編や映画化も予定されているようです。
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