フィリピン各地にある超ローカル大衆食堂は「カレンデリア」もしくは「カランデリア」と呼ばれます。ときに「トロトロ」という表現で言われることもありますが、ここドゥマゲッティではあまりそう呼ばれない感じがします。
写真を見ると想像できるように、
超格安・超汚そう・超ローカル
です。
フィリピンでも地方によって文化・食が違いますが、この三拍子はかわらないものと想像されます。
ドゥマゲッティでの価格帯はおおよそ、ライス10ペソ、焼きそば10ペソ、目玉焼き15ペソ、魚や肉を焼いたり揚げたりしたやつが20〜30ペソ、その他フィリピン料理も1皿20〜40ペソ。スープは無料。コーヒー8ペソ。
と、大衆ローカルワーカーのホット・ステーションになっています。
はたして、自炊をするのと、この食堂で外食するのは、どちらが食費が安くすむのか?
を一人自問自答しながら生活しています。
フィリピンのローカル大衆食堂で外食するまで
私もはじめてフィリピンに来た時(セブ)は、まったく利用しませんでした。
まあ、普通の日本人ならなかなか入らないと思います。
見た目にインパクトがありすぎます。
しかし今では、結構利用しています。
自分が利用するようになった経緯を考えて見ると、
- ドゥマゲッティにバロロイという名前のすこしチェーンっぽくて入りやすいローカル食堂があったので、そこが入り口になった。
- おそらく、セブのローカル食堂のほうが「ヤバそう」に見える。ドゥマゲッティに来てから少し安心して入れる。
- 単純に自分が現地化した。
の3つの理由が考えられます。
1番、3番はそのままですが、2番について補足します。
セブ(の比較的中心地)ではローカル食堂に入りづらい自分としての理由ですが、
言うまでもなく、セブは、結構な大都会でたくさんのローカルたちが働いています。ところが一方で、発展が進んでおり、留学生なども多く、おしゃれなレストランや商業施設が結構たくさんありまして、ローカル食堂の淘汰が進んで来ているように思えます。
その為、生き残っているローカル食堂にフィリピン・ワーカーたちが殺到しています。
その結果、競争がなく・・・とてつもなく不味く、品数もすくなめです。それでも売れるからです。
以前、マンダウエ・シティのローカル食堂で昼食を食べた時は、鳥の唐揚げ(骨だらけ)、謎のハム、ライスを食べました。それしか、メニューがありませでした。そしてそこしか、店がありませんでした。
一方で田舎のカリンデリア(ローカル食堂)では、いまだに「おふくろの味」的にママさんが一人で切り盛りしていたりしています。
競争があるっていうイメージでもないのですが、たくさん店舗はあるので、美味しいくて安いところには人が集まります。
田舎では今だにフィリピンの「塩辛いおふくろの味」が楽しめるわけです。
フィリピン・ローカル大衆食堂 朝のコーヒー
このコーヒーは1杯約20円(8ペソ)。
フィリピンではネスレのスティックコーヒーを格安で販売していて、それをサリサリ(ローカル雑貨屋)で買うと1本3ペソであり、スーパーでまとめ買いすれば、おそらく1本2ペソくらいであるのですが、ドゥマゲッティのローカル食堂でこうやって入れてもらうと8ペソ。
8ペソでもOKだと思っています。
周辺のローカルピープルたちとの雑談のひとときです。
ドゥマゲッティのローカル大衆食堂のメニュー
私の好きなカレンデリアのいくつかのメニューです。
価格はどれも40〜70ペソくらいです。
場所はこのあたり。
「食費」フィリピン・ローカル食堂 VS 自炊
まあ、なんだかんだ言って自炊のほうが(やや)安くすむと思いますが、もし短期滞在〜1年程度の滞在だったら思い切ってローカル食堂での外食中心にするって言う作戦もあると思います。
自炊しようと思ったら、家電やキッチン用品買ったり、電気代やガス代がかかったりするわけなので。。
ただ、考えようによっては、ローカル食堂程度の出費ですむなら、自分の好きなものを自炊したほうがマシ。という説もあります。