フィリピン「リタイヤメント・ビザ」 取得後の実感
前項で、PRA(フィリピン退職者庁)が提示するビザ所持のメリットを記載しましたが、実際、一般的な日本人がSRRV(リタイヤメント・ビザ )持つことのリアル実感としてのメリットは何でしょうか?
イミグレにいくのが面倒だから〜とか、
なんとなくかっこいいから〜とか、
将来的に取れなくなるかもだから〜、
などの曖昧で不確定要素の理由は除いた、リアルなメリットです。
いくつか考えてみました。
- 復路航空券を所持せずに日本に帰国できる。
- 学生ビザ がいらない。
- AEP(外国人労働許可証)をとれば、労働ビザ の代わりになる。
- 運転免許が取りやすい。
- 怪しい外国人だと思われにくい。
復路航空券無しでの入国許可は、スケジュールを柔軟にするとこができます。ただ、前もって航空券を買って日本とフィリピンを往復した方が安くチケットを購入できるので、横着せずに復路航空券も頑張って買っておいた方がいい気がします。
学生ビザ やSSP(スペシャル・スタディ・パーミット)無しで就学できるので、大学や、英語学校、インターナショナルスクールなどに用意に入学できます。お子さんの英語教育を考えての親子移住、もしくは第二の人生で大学再入学などを検討の場合は非常に便利であると言えます。
就労については、リタイヤメント・ビザがあれば就労できると言う情報を時々見聞きしますが、正確には、労働局でAEPと言う許可を取得する必要があります。フィリピン現地人の雇用を脅かしそうな職種(極論、たとえばタクシードライバー)などでは取得できない可能性があります。就労ビザを取得するという選択肢もあるので、マストなスペックでは無い気がします。
運転免許は・・・よくわかりません。
が、1年以上滞在を認められたビザが必要っぽく、そうなると、就労ビザかリタイヤメント・ビザで取得する必要が出てきます。しかしフィリピンの免許センターは、特にドゥマゲッティ(ドゥマゲテ)のような田舎は何か基準が曖昧で勢いで何んとかなる様子もあります。
フィリピンにはツーリスト・ビザの延長につぐ延長、もしくはビザランを駆使して長期滞在する外国人が多いです。アメリカ人、ヨーロッパ人、韓国・中国、中東などなど。そして、フィリピン人から見れば、外人だからみんな金持ちで安心な人だと考えている訳ではなくて、「この人大丈夫かな〜」と言う気持ちもどこかにあるはずで、SRRV(リタイヤメント・ビザ)を所持していることを説明すると、対フィリピン人に対する信頼感が少しアップする気がします。これが、、役にたつかどうかは不明ですが、自分としても、ビクビクしなくていいので安心します。
フィリピン「リタイヤメント・ビザ」取得後に住みたい街
いくつかの英語ブログでフィリピンの移住先おすすめを発表しているようです。
フィリピン国内移住の候補地は、北から順番に・・・
- バギオ(ルソン島)
- クラーク(ルソン島)
- マニラ(ルソン島)
- スービック(ルソン島)
- サンタ・ローサ(ルソン島)
- カランバ(ルソン島)
- タガイタイ(ルソン島)
- セブ(セブ島)
- ドゥマゲッティ(ネグロス島)
- ダバオ(ミンダナオ島)
なお、ドゥマゲッティ(ドゥマゲテ)は、フィリピン退職者庁(PRA)が発表した退職後移住のベストシティ2018年に選ばれています。(前回のベストシティはマニラのマカティ)
[blogcard url=”https://dumaguete-navi.com/forbs-dumaguete/2337/”]
フィリピン「リタイヤメント・ビザ」のメリットまとめ
上記のように、家族でのフィリピン移住の方には、リタイヤメント・ビザは費用的にもお得になるビザであると言えます。
もちろん、シングルの方やカップルの方にとっても、このビザを活用して何かプランがある場合は役に立つビザであると言えます。
逆に、それほど長期で住むかどうか未定な場合には、ツーリストビザの延長でお試ししてみるのもいいと思います。
いずれにせよ、アジア各国のビザ発給条件がなかなか高いハードルの中、フィリピンは非常に移住しやすい国と言えるでしょう。
[blogcard url=”https://dumaguete-navi.com/retirement-visa-philippines/2335/”]