フィリピン退職者庁(PRA)が発行するリタイヤメントビザ (SRRV)の新規発給が10月23日から一時停止になっているようです。再発行開始のスケジュールは現在未定ですが11月7日に規定変更などの議題について協議されるようです。
「更新」は大丈夫のはずです。
偶然、僕がSRRVのリニューアルを8月下旬にメール&遠隔で申請し、10月22日にPRAで更新完了したというメールが来ました。(これだけで2ヶ月もかかっているが・・)
フィリピン・リタイヤメントビザについて
特別居住退職者ビザ (SRRV)についての記事はこちらにもあります。
35歳以上であれば取得することができ、一定の範囲・条件で家族にも適用される、ひそかに人気のビザ でした。
独身者の場合は「イミグレにいちいち行かなくていい」「なんとなく社会的ステータスがある」「学生ビザがいらない」くらいしかメリットはありませんが、二人以上の家族での就学をともなう移住・長期滞在では役に立つビザ でした。
SRRV保持者数(国籍別)
中国:27,678、 韓国:14,144、インド:6,120、 台湾:4,851、 日本:4,016、 アメリカ:3,704、 香港:1,870 、 イギリス:1,595、 ドイツ:792、 オーストラリア:752、その他 :4,498
発給停止の理由
なんで35歳から「リタイヤメント」なんだ!?ということをつっこまれたようで、まったくおっしゃるとうりな気もするのですが、この規定ができた時は、軍隊の退職者の年齢にあわせたようです。今でも実際、軍隊じゃなくてもアラフォーでリタイヤ生活したい人もたくさんいるかもしれません。
また、中国人がとても多くておかしいというツッコミもあるようなのですが、日本人4千人に対して中国時2万8千人は人口比率で考えてそれほど変な話ではない気がしますね。むしろ韓国の比率が多いかもしれません。
実際には違法オンラインカジノ等をはじめとする中国系の不法就労・ビジネスがきっかけになっているようです。ドゥマゲッティにいるとまったくそれらの話が実感できないのですが・・。
もっとも、これもひとつの、コロナの悪影響かもしれません。センシティブになった暇人役人が余計なことを考え始める、フィリピンに限らず、どこのコミュニティでも暇人が考えることは突拍子もないです。
とはいえ、
35歳=若スギ、中国人=ヤリスギ、リタイヤメントビザそのもの=メリットがよくわからん
に歯止め・修正をかけておこうというのは理解できます。