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「リタイヤメント・ビザ」でフィリピン移住。自力での取得方法まとめ。

フィリピン・リタイヤメントビザ (SRRV)・自力での申請・取得方法まとめ

フィリピンの「リタイヤメント・ビザ(SRRV)」は自分で自力で取ることも可能です。

もちろん、ビザ取得代行代理店などに任せてリタイヤメント・ビザを取得することもできます。

ただ、このビザを発行しているPRA(フィリピン退職者庁)はアクセスしやすいマニラのマカティに本部があり、スタッフの人たちも対応が結構ちゃんとしているので、自力でビザ取得にチャレンジしてみるのも良いと思います。

以前、個人でリタイヤメント・ビザ (SRRV)を取得しましたので、その備忘メモを記します。

*この記事は3ページあります。

なお、「リタイヤメント・ビザ」=「SRRV」=「スペシャル・レジデンント・リタイイーズ・ビザ」が正式名称になります。

管理人
2024年現在、リタイヤメントビザの取得年齢は50歳以上になってしまっています(以前は35歳)。



「リタイヤメント・ビザを自力で取る」メリット・デメリット

メリット

メリットは「取得代行手数料がかからないこと」と、フィリピン移住の前にフィリピンの省庁を自分で回ることで「フィリピン慣れすること」でしょう。

デメリット

デメリットは、「手続きに要するステップや時間がかかってしまうこと」です。

ですので、個人でフィリピンのリタイヤメント・ビザを取得することは少々「物好き」な行為とも言えるかもしれません。しかしながら「時間はあるけどお金を節約したい」ような方にはお勧めかもしれません。

ただ一つ言えるのは、自力でリタイヤメント・ビザを取るのは「結構簡単」です。



フィリピン「リタイヤメント・ビザ」申請に必要なもの一覧

以下のものが申請時に必要なものです。

  1. PRA(フィリピン退職者庁)の申請用紙
  2. 日本の犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)
  3. 日本のパスポート
  4. 健康診断の結果(フィリピンの)
  5. 顔写真(12枚)・2インチ×2インチ
  6. お金

また申請時。もしすでに30日以上フィリピンに滞在していた場合は「NBIクリアランス」というフィリピン国内での無犯罪証明も取得する必要があります。

PRA(フィリピン退職者庁)の申請用紙

ホームページからダウンロード可能ですが、

メールでPRAに問い合わせて最新のフォーマットをもらうのがベターかもしれません。

編集可能なPDFになっており、PDF上で記入(インプット)して印刷します。手書きは不可。

>>リタイヤメント・ビザの申請用紙のリンクはこちらから

なお、たくさん記入する項目があるので、よくわからない場合はPRAを訪問して担当者に質問しながらインプットしてもいいと思います。

日本の犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)

日本での無犯罪を証明する書類で、警察が発行します。

そのため、この犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)は日本国内で取得します

県警本庁などで取得できるので「〇〇県 無犯罪証明」などでググって最寄りの発行官庁を探しましょう。

申請料として500円(都道府県により違うかも)の印紙を購入して申請書類に添付する必要があります。

書類の完成までに約3週間程度かかかります。

封筒にしまわれた状態で書類を受け取りますが、決して封筒を開けないようにしましょう。

開封すると、無効になってしまいます。

なおこの書類は、取得後に「日本の外務省(大使館)での認証」➡︎「フィリピンの外務省での認証」が必要になります。

もしも、もうすでに貴方がフィリピンに住んでいる場合は、フィリピンの日本大使館からでも申請可能ですが、約3ヶ月かかるそうです。

健康診断の結果

健康診断は、フィリピン退職者庁指定の病院(検査所)で行うことになります。

所要時間30分程度。

採血。レトゲン、採尿等。

診断結果は自動的にPRAに渡るので、1回の訪問・検査だけで終了。

採血注射は指先を少しだけ傷つけるタイプのものです。

リタイヤメントビザ 取得時の健康診断の注射
採血検査の注射は指先をちょっと刺すだけのタイプ。

伝染病等の重度の疾患を検査するものであるので、前日の食事や飲酒に制限は無いです。

パスポート

書類を揃えて最後に申請するときに、パスポートを預けます。

そのため、申請期間(約4週間)はフィリピン国内に滞在する必要があります

顔写真

2インチ四方の顔写真を用意する必要がありますが、日本ではなかなか入手しにくいと思いますので、

フィリピン渡航時に、マニラで写真屋を探して撮影するのが良いと思います。

その方が費用も格安です。



お金

手続き料金

1400ドルの手続き料金と、360ドルの初年度会費をPRAに支払う必要があります。

これは、アメリカドルで支払うか、ペソに換算して支払います。

ペソで支払う場合は、その時の両替レートをPRAが指定してくれるので、

その金額を支払います。

PRA内に料金を支払う窓口があるので、そこで支払い、領収書を大切に保管します。

デポジット

デポジットは、PRA指定の銀行に定期預金をします。

預金額はリタイヤメント・ビザのコースや年齢によって色々ですが、

例えば、「スマイル・プラン」であれば、20,000ドルを定期預金します。

この預金には、利子もつきます。

なお、この預金は、

PRA指定の銀行に出向き口座開設 ➡︎ 日本から海外送金

をすることで完了します。

送金には1週間程度かかり、送金する側の銀行や送金会社に手数料が発生します。

そのため、実際には20,000ドル+数千円の金額がここで必要になると思います。

NBIクリアランス

申請時のフィリピン滞在期間がすでに30日を超えている場合、

日本の犯罪経歴証明書のほかに、フィリピンの警察の犯罪経歴証明書が必要です。

これが「NBIクリアランス」というもので、取得時にはPRAの担当者からNBI(警察みたいなところ)へ申請予約を入れてもらうことができます。

毎週木曜のみ受付可能

PRA担当者に依頼しNBIに同行してもらうことで、スムーズに申請・受け取りが可能です。

移動含め所要3時間くらい。タクシー代はこちら持ちで片道500ペソくらい?。

PRA担当者に同行してもらわないと、NBIはちょっとカオスすぎて手続きがわからないかもしれません。

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