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「リタイヤメント・ビザ」でフィリピン移住。自力での取得方法まとめ。

フィリピン・リタイヤメントビザ (SRRV)・自力での申請・取得方法まとめ

日本の犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)の「認証」について

以下は私が個人でとった時の段取りです。

  1. 日本の警察で発行された犯罪経歴証明書を在フィリピン日本大使館で認証してもらう。日本大使館での認証は30分程度、2000ペソ。日本語の案内もあるので、スムーズに申請可能。

    無犯罪証明書を日本の外務省で認証してもらった
    無犯罪証明書を認証してもらったもの。まだ未開封。
  2. 日本大使館認証後の証明書をフィリピン外務省(DFA)にて再度認証してもらう。フィリピン外務省での認証はエクスプレスで1日、200ペソ。初日に受付で申請用紙、犯罪経歴証明書を提出。翌日に認証された状態で戻ってくる。この時点で初めて犯罪経歴証明書の封筒が開封される。フィリピン外務省認証済みの書類の受け取りは、受け取り用のレシートをボックスに投函し、放送で名前が呼ばれたら窓口に取りに行く。タガログ語の放送なので、名前が呼ばれるのを注意深くリスニングする必要がある

<その他注意>
*この際の認証、という英単語は Authentication,  Authenticated,というらしい。
*フィリピン外務省への入館はスリッパ、サンダルで入れない。また同伴者は不可なので注意。
*1は日本の外務省、2は在日フィリピン大使館でも認証することができるらしい。

<注意点追記>
2019年5月から、フィリピン国がハーグ条約の「外国公文書の認証を不要とする条約(略称:認証不要条約)」の締約国になりました、そのため、日本の外務省で「アポスティーユ」を依頼することで、2のフィリピン外務省での認証作業は不要になっている可能性があります。アポスティーユと認証は違うものなので、日本の外務省(大使館)での依頼時に間違えないように確認する必要があリます。

[blogcard url=”https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000549.html”]



デポジット用銀行口座の開設について

PRA(フィリピン退職者庁)指定の銀行がいくつかあり、その中の一つで銀行口座を開設します。

私の場合は、近くにある「BDO」にしました。

デザインがカッコ良いのと、ツーリストビザでは開設が出来ないと聞いていた銀行なので、この機会にBDOで開設しました。

PRAがレターオブイントロダクションという紹介状を作成してくれるので、その書類を持ってBDOの指定支店に出向きます。

フィリピンで定期預金口座を作成する際の紹介状
レターオブイントロダクションなるお手紙

一通りの説明と契約書へのサインを経て口座が出来上がリます。

口座情報について詳細情報を紙面でもらえるのでその口座に日本の銀行口座から入金します。

リタイヤメントビザ取得時の銀行口座情報
口座情報はこのような紙切れでもらえる
  1. 日本の銀行からBDOの指定口座にドル建てで送金(日本円から自動換算)。
  2. 日本の銀行が手数料をとるので、その分は上乗せして送金額を決める。(2050ドルなど)
  3. 着金までは約1週間。着金後、預金証明をもらうことができる。

デポジットは定期預金のような口座となり引き出しはできないですが利子はつきます。

*口座は本人の個人名義になり、デポジットを解約(SRRV自体を解除)する場合、PRAでの事前承認が必要です。
*利子は年利0.65%~1%。1年間フィックスの利子で1%(らしい)。利子はBDOで個人口座を別途開設し、そちらに自動的に振り込まれるようにすることができる。この利子は引き出し、利用可能。

銀行の定期預金の証明書
日本からの送金が着金すると証明書をくれる。



「リタイヤメント・ビザ」の自力取得までの手続・スケジュール

  1. PRA(フィリピン退職者庁)の申請用紙
  2. 日本の犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)
  3. 日本のパスポート
  4. 健康診断の結果(フィリピンの)
  5. 顔写真(12枚)・2インチ×2インチ
  6. お金

これらの必要書類を揃えるまでの段取りをまとめると、このようになりました。

場所 期間

PRA申請用紙

手数料

無犯罪証明書

(NBIクリアランス)

健康診断

銀行口座

デポジット

日本

約3週間

警察に申請

メールでPRAに連絡して、近々訪問する旨を伝えた。

取得

渡比

持参

マニラ

1日

・8時 PRA訪問

・レターオブイントロダクションの作成依頼

・1780$支払

・レシート受け取り、保管

・1時 日本大使館訪問、認証申請、受け取り

必要に応じて申請

・午後 健康診断

マニラ

1日

・10時レターオブイントロダクションの受け取り

・9時 フィリピン外務省訪問、認証申請

・健康診断(予備日)

・11時 BDOにレターオブイントロダクションを持って行く。

・一時口座開設

マニラ

1日

・写真撮影12枚

・14時 フィリピン外務省訪問、受け取り

・日本からの送金

日本もしくはマニラ

約1週間

必要に応じて日本一時帰国して、送金をしたりする。

申請用紙完成。提出

着金

マニラもしくはフィリピンのどこか

約1ヶ月

パスポートを提出するのでフィリピン国内滞在が必要

SRRV受領

フィリピンがアポスティーユ締約国になったたため、日本の犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)関連の手続きは、より簡単になっているはずです。それでも、初回のマニラ訪問は3日間くらい見ておいた方が安全かなと思います。

PRAへの訪問は朝8時~9時頃に行うのがベターです。昼に向かうにつれ混雑します。

また、初回訪問前にメールでSRRV(リタイヤメント・ビザ)取得の意思を伝え、できれば事前にアポイントをとっておきましょう。PRA(フィリピン退職者庁)が担当者をつけてくれます。

PRAのお問い合わせはこちらから

フィリピン ・ リタイヤメントビザ (SRRV)・ 自力 での申請・取得方法まとめ

 

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