タイのトゥクトゥクに見た目がにており、バイクの横にカゴがついていて5〜6人、最大で8人くらいまで乗り込めるアジアンな乗り物が「トライシクル」だ。街によってデザインや大きさが異なる。
ここではドゥマゲッティの写真をいくつかと、長年の謎だった料金体系についてご紹介する。
トライシクルの基本料金
初乗〜1KM | 〜2KM | 〜3KM | 〜4KM | 〜5KM | 〜6KM |
8ペソ | 8.5ペソ | 9ペソ | 9.5ペソ | 10ペソ | 10.5ペソ |
17円 | 18円 | 19円 | 20円 | 21円 | 22円 |
基本的に1KMまでは8ペソ、以降1KM増えるごとに0.5ペソ増加。
(ガソリン価格の変動に合わせて変わる可能性あり)
ただし、移動距離を誰かが正確に測っている訳ではないので、ある程度適当、また感情に左右される場合が多い。もし正確を必要とする場合、グーグルマップで距離を出して、運転手に見せて交渉するのもアリだ。
具体的には・・・
もしロビンソンモールからリザルブルバード(ダウンタウン)に行く場合は8ペソ(一人)だ。
リザルブルバード(ダウンタウン)からシリマン大学周辺に行く場合も8ペソだ。
なお、このレートは「相乗り」の価格なので、途中でたくさんの乗客を拾いながら走る。
最大で8人くらいまで乗せて走る。
基本料金の例外
例えば、あなたが他の客を乗せたくない場合、「スペシャルライド」と呼ばれる排他的特急便にすることができる。この場合、料金は3倍〜4倍になるのが相場だ。
この「スペシャルライド」は、こちらが希望していなくても、あなたが外国人であるだけでドライバーが暗に提案してくることがある。
その場合ドライバーは「ハウマッチ?」「ハウマッチ・ユーペイ?」と言ってくる。
ここでこちらが、「お前はいくら欲しいんだ?」
と聞くと、
「お前次第でいいよ」とドライバーが言ってくる。
しかし、「じゃあ**ペソで」と言うと、
ドライバーは渋い顔をしてどこかに去っていく、と言う難しいコミュニケーションが発生する場合がある。
ここで可愛い女子などが交渉すると、すぐに交渉成立何だろうなと、いつも思う。
深夜料金
もし深夜に飲み歩いて、家に帰ろうとした時、100ペソくらいになる場合がある。
ドライバーの理屈としては、「帰りに誰も乗せられないから、往復分が必要なんだ」と言ってる場合がある。
日本人的には「そんなん知ったことかよ」と思ってしまうが、残念ながらそれがこちらの常識だ。
逆に言うと、他の乗客を捕まえやすい時間帯、場所では正規レートのままで乗車できる可能性が高い。
(例えばロビンソンモール、ダウンタウン、シリマン大学周辺など)
また、これは深夜料金に限ったことではないが、
彼らが家に帰る途中 であったり、お腹が空いている場合は突如料金が高くなったりする。
仮に高い料金を提示しても「もう帰るから、ソーリー」とまったり去っていく場合もある。
その他規定ルートの料金表
ここに掲載するのは、規定のルートの料金表だ。
上記の通常レートとずいぶん値段が違うのだが、これもトライシクルドライバーの勝手なビジネスモデルの影響だろう。郷に入っては郷に従おう。
- ドゥマゲッティ⇆空港 100ペソ
- ドゥマゲッティ⇆シブランの港 120ペソ
- ドゥマゲッティ⇆バレンシア 150ペソ
- ドゥマゲッティ⇆バコン 120ペソ
- ドゥマゲッティ⇆ダーウィン 300ペソ
- ドゥマゲッティ⇆ザンボンギータ 500ペソ
なお、リストの最後にあるザンボンギータだが、トライシクルでザンボンギータまで行くのはとても疲れると思うので、あまりオススメはしないし、ドライバーもあまり嬉しくないことだろう。
トライシクルあるある
こんなことがよく発生するが、毅然とした笑顔で切り抜けよう。
- トライシクルを捕まえて乗車した直後にガソリンスタンドによって0.5Lだけガソリンを入れて再出発する。タバコでも吸って待とう。
- ドライバーが突然トライシクルから飛び降りて立ち小便をして、何事もなかったかのように再出発する。見ていなかったことにしてあげよう。
- 「お釣りがない」と言われる。もし仮に持っていたとしても。正直、小銭はあげちゃってもいいけど。
- 嫁や子供が助手席?に乗っている。そしてちょっと寄り道して嫁や子供を降ろしてから元のルートに戻る。
- もうちょっとお金頂戴と言われる。無視して去ろう。
- 僕のことを知っている(もしくは他の日本人を知っている)と言われる。ただの話のネタ程度に。信用し過ぎないように。
最初は乗り方に戸惑うかもしれないが、慣れてしまえば、簡単である。
正規料金があるのかないのかわからない(あるが)、感情的料金設定も楽しもうと思えば面白い。
ちなみに深夜などは、料金をケチらずに安全にまっすぐ帰りましょう。