ドゥマゲッティに限らずだとは思いますが、フィリピン各地にはこのような「ココナッツ」スタンドが点在し、気軽に健康ドリンク「ココナッツジュース」を飲むことができます。
ココナッツは、つまりは「ヤシの実」。
海のそばに自生していることの多いココナッツは、海水に含まれるミネラルを吸収して成長します。そのため、カリウム・マグネシウムなどのミネラル類が豊富です。
また、話題の中鎖脂肪酸や食物繊維も多く含みます。
フィピリンでは一つ20ペソ〜30ペソ程度で購入できます。
ココナッツの効能
- 抗菌効果
- ダイエット効果
- 認知機能
- 高血圧予防
などがココナッツの健康効果として有名です。
私がココナッツの効果を突如実感したのは、現地フィリピン人が作った謎のココナッツミルク飯(大して美味くない)を大量に(義理で)食べた翌日でした。
当時、血圧がまあまあ高く、降圧剤を服用していたのですが、その翌日、血圧が「爆下がり」しました。
ほんとに〜??
と思い何回か試しましたが、やはり下がります。
調べてみると、ココナッツに含まれるカリウム等のミネラルに降圧効果があるようでした。
自分にはこの効果だけでは十分ですが、どうやら他にも。
- 抗菌効果
体の免疫力を上げる不思議パワー。 - ダイエット効果
脂肪の吸収を抑える不思議パワー。 - 認知機能
脳を活性化する不思議パワー。
があるとのことです。
ココナッツ・スタンドの場所(Dumaguete)
他にもたくさんありますが、私がよく行くエリアはこんな感じです。
軽いスナックも売っているので、3時のおやつにもぴったりです。
ここのココナッツ女将とはもう顔馴染みです。
こんな感じで斬馬刀のような刀でスパッと割ってくれます。
いつも、「間違えて指切るなよ」と心の中で祈りながら買います。
ちなみにココナッツスタンドでは、コンデンスミルクと混ぜた白い甘いジュースも売っています。
それは飲まない方がいいと思います。どんどん太りますよ。
(フィリピン人ほぼデブ現象の原因の一つと推測)
ココナッツ・ジュースとココナッツ・ミルクの違い
透明なココナッツジュースと、タイカレーなどにも使用されるココナッツ・ミルクの違いについて明確にご存じない人もいるかも知れません(私は知りませんでした)。
ココナッツジュースはヤシの実をぱかっと割ると出てくるほぼ透明の液体です。
ココナッツミルクを作るのはちょっと面倒くさいです。
ココナッツの殻の内側についている白い脂質部分を削り取って、それに適量のお湯を混ぜ、「手で絞ります」。
「え、手で絞るの」。
と面倒ながらやってみましたが、やはり面倒で、握力も疲れました。
なので最近はもっぱら「ジュース」のみ。
ココナッツ・ミルクは既製のものをスーパーで買うことにしました。
値段は忘れましたが、忘れるほどの安い値段で買えます。
ただ、栄養価には結構違いがあるようです。
ココナッツ ミルク |
ココナッツ ウォーター |
|
カロリー(kcal) | 157 | 22 |
タンパク質(g) | 1.9 | 0.2 |
脂質(g) | 16 | 0.1 |
飽和脂肪酸(g) | 13.2 | – |
不飽和脂肪酸(g) | 0.89 | – |
カリウム(mg) | 230 | 230 |
マグネシウム(mg) | 6 | 6 |
鉄(mg) | 0.1 | 0.1 |
カルシウム(mg) | 5 | 11 |
食物繊維(g) | 0.2 | 0 |
まあ、高血圧予防のカリウム摂取だけ考えたら、どっちでも良さそうですね。
日本で手に入るココナッツ商品
フィリピンでは激安なココナッツ製品ですが、日本では割高。
でもしょうがないですね。
24本入りココナッツジュース 3180円(1本あたり133円。まあまあOK?)
ジュースはポカリスエット代わりに飲むといいですよ。
お勧めココナッツ料理『虚無レシピ』
キニラウ(セビーチェのフィリピン版)
フィリピンの大衆貧民食堂から高級店まで、おそらくどこでも食べられる料理です。
酢で締めたシーフードのココナッツミルク合え的なやつです。
<材料>
- 安い刺身用白魚(もしくはマグロ・もしくはタコ)
- 玉ねぎ
- しょうが
- 唐辛子
- トマト
- ココナッツミルク
- 酢
- 塩
<作り方(虚無)>
- 魚を一口大にぶつ切りにする
- 魚を酢で締めておく
- 野菜を好きなように切る
- 辛いのが好きだったら唐辛子も入れる
- ②と③をあえて、ココナッツミルクをぶっかける
- お好みで塩で味を整える
- お好みでレモンなどを絞る
多分、ココナッツミルクと海鮮は大々なんでも合うと思うので適当にアレンジしてみてください。
美味しくできたら、キニラウTシャツを買って記念にしましょう。