デジタルネイティブ世代とは、学生時代からインターネットやパソコンのある生活環境の中で育ってきた世代であり、日本では1980年前後生まれ以降が該当するとされています。つまり、デジタル”ノン”ネイティブ世代(正しくはデジタルイミグラント世代)とは1980年前後生まれ以前の人たちです。
さらには、デジタルネイティブ世代には以下のふたつの種類もあるよ!という論もあります。
デジタル・ネイティブ第1世代 | 物心ついた頃から学生時代にかけて携帯電話やホームページ、インターネットによる検索サービスに触れてきた世代 |
デジタル・ネイティブ第2世代 | ブログ、SNS、動画共有サイトのようなソーシャル・メディアやクラウドコンピューティングを使いこなし青年期を過ごした世代 |
さらにさらに、違う切り口からこの「ネイティブさ」を表現する意見もあり、以下のように3つの世代に分けるという考えもあります。
1976年前後生まれの世代(76世代) | パソコンによるインターネット利用が中心で、携帯電話を補完的に利用している世代であり、技術的な側面に興味を持ち、インターネット黎明期に積極的に関わった。 |
1986年前後生まれの世代(86世代) | 携帯電話によるインターネット利用が中心の世代であり、使い勝手の面で不十分な点を認めつつも、先人が作り上げたある程度使いやすいデジタル環境を享受した。 |
1996年前後生まれの世代(96世代) | 先進的なモバイルブロードバンド環境を背景に、携帯通信機器を利用して動画コンテンツを視聴するとともに、クラウドを活用する世代であり、「ネオ・デジタルネイティブ」とも呼ばれる。 |
前文が長くなりましたが、要はこの記事では、
デジタル・ノンネイティブ(イミグラント)世代、1980年前後生まれ以前のミドル世代男女がホームページやブログをはじめるときの「オススメのツール」として、
を紹介したいと思います。
初心者向けとして、私も愛用しています。
目次
なぜ「ジンドゥー」と「ストーク19」を勧めるのか?
<参考:今までにトライしたHP・ブログ制作ツール>
『自分的デジタル原始時代』
大学生くらいからケータイ、いやPHSを使い始める。大学の卒業論文は「フロッピーディスク」で提出した。Eメールというものの存在を知った。
『自分的デジタル旧石器時代』
社会人になってからワード・エクセル・パワポを本格的に覚える。広告代理店で働いていたが、まだマスメディア中心の時代で、ウェブ関係は外注。よくわからないままにネット化していく社会に生きていた。「HP制作って専門家しかできない」と思っていた。
『自分的デジタル新石器時代』
脱サラしてからホームページやブログを開始。ググりながら日進月歩(現在進行形)。「サーバー」というものの存在を知った。昔、無理させた外注先の人たちを思い返して尊敬しかえした。「<自称>初心者の気持ちが一番わかるネット・フリーランス・マーケター」を目指そうと思ったり・思わなかったり。
というわけで、私はようやく尖った武器を使う新石器時代原始人になれた感じです。
気の棒にくくりつけた鋭利な石で、マンモス(広大で深淵なデジタル社会)と日夜戦っている状態です。
そんな私が最終的に行き着きつつあるのが、「ジンドゥー」と「ストーク19」です。
ジンドゥー(Jimdo)のいいところ
- パワーポイントをつくる感覚でホームページが作成できます。
- パワーポイントをつかったことがない人は「マウスでドラッグして置きたい画像や言葉を自由に配置できる」感じをイメージしてください。
- ややこしい手続きがほぼない。それでいて、最低限必要なSEO対策とセキュリティ対策が含まれている。
- ホームページを作りたい場合に向いているかもしれません(どちらかというと)。
ワードプレステーマ「ストーク19」のいいところ
- 基本的なデザインがつくれているので、デザインに悩む時間を最小限に抑えられる。
- 複雑な機能があまりなく、シンプル。それでいて最低限必要なSEO対策が含まれている。
- 比較的安い。
- ブログを中心に使いたい場合は向いているかもしれません(どちらかというと)。
両方のホームページ作成ツールに共通して・・・
私がこの二つに行き着きつつある理由でもありますが、
- シンプルな手続きで立ち上げられる。
- シンプルな機能である程度デザインカスタマイズできる。
- シンプルな機能である程度SEO対策ができる。
コンテンツの拡充に時間をたくさんつかうことができる。
←これが一番重要。
「ジンドゥー」と「ストーク19」の料金比較
ジンドゥー
付加する機能により、松竹梅のプランがありますが、
はじめは「Pro」コースで問題ないです。
- 月額10ドル=年額120ドル(約13,200円)
- 2年目からドメイン料金が1,650円
初年度 | 2年目 | 3年目 |
13,200円 | 14,850円 | 14,850円 |
これがすべてです。
ストーク19
こちらの場合は、自分でサーバー契約をしたりドメインをとったりするので、契約する会社によって料金が変わってきますが、以下を一例としてご覧ください。
初年度 | 2年目 | 3年目 |
15,928円 | 4,928円 | 4,928円 |
これだけ見ると、ストーク19の方が2年目以降からずいぶんお得になっていますよね。
これならストーク19のほうが絶対いい!?って思うかもしれませんが、
それは正直なんとも言い切れないところです。
ストーク19はシンプル簡単と言えども、ワードプレスを使って、基本的に自分でカスタマイズしていきますので、どうしてもデジタルが苦手な人や、もっと時間を節約したいという人には向いていないかもしれません。
その点、ジンドゥーは相当デジタル・アレルギーの人でも扱うことができますので、たとえば複数人のチームでHPやブログを管理する必要があって、それぞれのメンバーのネットリテラシーにばらつきがある場合でも、なんとかなります。
その便利代が、年間約1万円の差なのかな?と思います。
でも、ストーク19やワードプレスにチャレンジしたい人もご心配なく。
デジタル新石器原始人のわたしでも、なんとかなっていますので、前向きな気持ちさえあれば、ハードルは低いと思います。
ストーク19のほうが、自分のスキルや知識が上がった時に、カスタマイズできる範囲が広がります。
ほんとうはSNSとホームページ、その他ネットサービスを縦横無尽に使い倒すネット「クロス」マーケティングが重要なのでしょうが、その辺はおいおい考えて行けばいいと思います。
まずは自分の家であるホームページを作っておきましょう。