フィリピン・ドゥマゲッティでもペット(犬・猫)の動物病院があり、狂犬病をはじめ、各種のワクチン接種ができます。
最近はフィリピンにも「高そう」な血統書つきカッコイイ系の犬をちらほら見るようになりましたが、動物病院もかなりの繁忙・稼ぎ時に突入しているようです。(いったいどういうルートで高級ペットがドゥマゲッティのペットショップに入ってきてるのかは未調査)
周知のように、フィリピンではまだ狂犬病の発生件数が多いので、ペットとして犬を飼う場合、ワクチン接種をしておく必要があります。
目次
ドゥマゲッティの動物病院
なお、動物病院は英語で「Veterinary Clinic」といいます。
Vet、Veterinarian が獣医、となります。
Cats N Dogs Veterinary Clinic
ドゥマゲッティの老舗動物病院。
フィリピン人のペットオーナーだけでなく、移住した外国人もよく見かける。
スタッフがちゃんとしているイメージ。
Cani and Gatti Veterinary Clinic
最近オープンしたばかり(2020年)の新らしい動物病院。
ドゥマゲッティのペットブームに見事にのっかったようで、たくさんのお客さんが訪れている。
フィリピンの子犬ワクチン接種内容
サリサリストアーのオーナーに突然、子犬をもらい、コロナ禍ロックダウン・クアランティーンの生活にお供ができました。
そのため、上記の「Cats N Dogs Veterinary Clinic」で子犬への各種ワクチン接種を相談しました。
フィリピンの動物病院では、「Deworming(体内の虫駆除)」をワクチン接種の前にするようです。日本でもしているのかな?(フィラリア予防のことかもしれません)。
以下のように、費用とともに丁寧にワクチン接種の手順を教えてくれました。
手順 | 内容 | 間隔 | 費用 |
手順1 | Deworming(虫駆除) | 初日 | 300ペソ |
手順2 | 混合ワクチン(おそらく、日本でいうところの) | 3日後 | 450ペソ |
手順3 | 狂犬病ワクチン&Deworming(虫駆除) | 10日後 | 600ペソ |
手順4 | 混合ワクチン2回目&体外の虫駆除(と言っていた気がする) | 10日後 | 1110ペソ |
手順5 | 混合ワクチン3回目&Deworming(虫駆除) | 28日後 | 750ペソ |
費用は、子犬の体重によって変わるようですが、概ね3000ペソ(7000円)くらいのワクチン接種過程になるようです。
フルコースでやると、かなりの高額になります。フィリピンでも比較的リッチファミリーしか接種はできないと思われます。
ただし、狂犬病ワクチン接種だけであれば、かなり安くできますし、ある情報筋によりますと、無料の狂犬病ワクチン接種もあるとのことです。
[ad2]フィリピンの混合ワクチンらしき物の内容
生活に必要なマニアック英単語がどんどん身についていきます。
Distemper ・・・犬ジステンバー
子犬や犬に厄介な咳や下痢を引き起こす深刻なウイルス性の病気です。場合によっては、犬に致命的な肺炎や麻痺を引き起こすこともある。
Hepatitis・・・犬伝染性肝
イヌ科の動物だけに感染するウイルス性肝炎で、
特に離乳直前から1歳未満の子犬では、感染率も致死率も高い病気。
Parvo Virus ・・・パルボウイルス
激しい嘔吐や下痢を引き起こす病気。その原因となる犬パルボウイルスは、周囲の環境中でも数ヶ月間生存するほど感染力が強く、免疫力のない子犬が感染し発症した場合に重篤となることが多いので注意が必要。
Para Influenza ・・・ パラインフルエンザ
咳や鼻水が出たり、発熱、元気・食欲の低下など風邪同様の症状が現れる。一般的にこの病気の単独感染では症状が軽いとされているが、他のウイルスや細菌などの病原体と混合感染すると症状が重くなる。
日本では5種の混合ワクチン〜8種の混合ワクチンを接種して7〜8000円。
狂犬病ワクチンでまた別途5〜6000円のようです。
Dewormingを含んで7000円程度のフィリピンはまだ割安感があるようにも思えますが、物価の違いを考えるとそこまでの差はないようです。
う〜む、動物病院、丸儲けかも。