フィリピンに留学に来た生徒たちがしばしば直面するのが、ATMで銀行カードやクレジットカードを飲み込まれて戻ってこないという悲劇的な事態だ。
週末や深夜にお金をおろそうとしたり、ポツンと街中にたたずんんでいるATMでお金をおろそうとするからそういうことになるんだよ・・・と思っていたが、ついに自分もやってしまった。
日曜日の昼下がりに大学構内にあるフィリピンナショナルバンク(PNB)のATMにてカードを食べられた。
しかもまたセブに行く直前に。
この画面のまま、ATMの機械がフリーズした。
ATMでカードが戻ってこないということは、「カードが中で詰まったんだ」と思い、このままでは心配で家にも帰れないし、後にこのATMを使う人にも迷惑がかかるだろうと、PNBのマネージャーをしている友人にメッセージをした。
しかしながら、なぜか楽観的?他人事?な返事。
僕:カードが詰まっちゃんだよ。
彼:どれだけそこにいるの?月曜日じゃないと取れないよ。
僕:緊急連絡先はないの?
彼:あるけどいずれにせよ月曜だよ。
のような内容。
同時に周辺をうろついていた大学の警備員がいたので捕まえて、ことの顛末を話、
このATMは危険だから、張り紙をした方がいいのでは?とアドバイスをしても、
警備員:ノープロブレム。
どうも色々な話を聞いていると、カードが戻ってこないのは、詰まったのではなくて。ATM機械の中の胃袋のようなポケットに収容されているそうだ。
だから次の人が使っても問題なく手続きできるそうだ。
つまり、僕のATMカードも取り出せないだけで、安全なのだとか・・・
という感じで1週間後にPNBのオフィスに出向いた結果、無事カードは取り返すことができた。
無駄に焦って少し恥ずかしかった。というお話。