いきなりのロックダウンや帰国難民発生からもはや1年以上経とうとしているのがちょっと信じられないくらいですが、やはり1年以上、時間が経っているのですね。
現時点でのドゥマゲッティ(フィリピン・ビサヤ・ネグロス)の状況を整理しておこうと思います。
もしかしたらそろそろ留学・移住・ダイビングなどを検討したくてうずうずしている方々もいるかもしれませんので、その参考になればと思います。
現在の社会・経済状況について
商業施設
門限は夜の10時。
時間内で商業施設はすべてオープンしています。
ただし、10時を過ぎてもおとなしく帰宅の途についていたりすれば問題はありません。
しかしながら、感染者の増加をうけて5月28日から「エンターテイメント施設・業種」営業制限がかかるという情報が流れました。また、感染予防対策チェック見廻り組が市内を巡回するということになりました。
ビア・ホールのオーナーは正式通達もされていないのにと逆ギレし、警察が集まる事態となりました。
なお、日本のような禁酒令(リカー・バン)はでていません。
学校
すべてオンラインです。
いつまで続くことやら。
(緊急事態宣言のような)社会・経済制限について
今現在、感染者数の増加により、また以前のような厳しい制限「ECQ」に戻そうか戻さまいかが議論されています。
「厳しい制限」=ECQ(強化されたコミュニティ隔離)
が、多数の予測では「ECQ」には戻さないだろうと思われています。
ECQになると全市民に外出制限が課せられ、大方の商業施設や会社もクローズになります。行政はその補償をする必要があり、そのため、「経済的に」もはやECQを施行することは不可能ではないか?と地元のパンピーたちは予測しています。
感染者数について
ドゥマゲッティの人口は10万人(学生あわせて15万人。ただし学生は増減)とよく言われています。
感染者数については、以下も「おそらく」の数字ですが
アクティブ・ケース(陽性合計) 232人
新規感染者数 89人
程度と予測されます。
やはり、他地域との移動制限が緩むと新規感染は増えるようです。
なお、ドゥマゲッティ市長も先日感染が判明しました(無症状)。
5月中旬以降でペースが倍くらいになっているようなのでECQを検討するのもわかります。
ワクチン状況について
シニア対象に接種は始まっています。
現在、外国人も含めて接種の順番待ちに登録できるようになっています。
シニア対象といっても、医療従事者+お金持ち&権力者が優先されるようです。
日本の場合は権力者がワクチン打って問題になっているようですが(笑)。
こっちでは市長が先にうっても全く問題ないでしょう。
むしろ、ドゥマゲッティ市長、ワクチン打っておけばよかったのに!!
今後の展望
フィリピンの開国、留学・旅行・移住の再開はま〜ったく予測できません。。
ウィルスが自然になくなることが無いとしたら、ワクチンの接種率を一つの基準に考えるしか無いのでしょうが、フィリピン人は過去にワクチンで嫌な思いをしたそうなので接種スピードがどこまで早まっるか?最終的にどこまで接種が普及するか、まだ疑問です。
そうなると、フィリピン国内の事情というよりも、「外圧」によって、もしくは「同調」によっての開国になるかもしれません。
アメリカ。ヨーロッパの解放。
そして中国。
もしくは、しばらくずっと開国しないか。
いけるところまでバナナくって生き延びる。
まあ、それができそうなのがフィリピンですね。
最近の生活感想
- 外国人が少ない今、観光業は厳しい。ローカル顧客を獲得することで生き残っているビジネスも多いが、単価は低い設定。実は今、ダイビングが格安で楽しめるので、結構ダイビングに行っている。自然も回復している。それは幸せ。これを機会に環境保護を強化してほしい。
- ドゥマゲッティ市は昔から「治安が良い」とされてきたが、今回、やはり金持ちが多い町なのかなと思った。金持ち層がやることがないので、地元の消費・娯楽にお金が落とされて助かっている。アフター・コロナにこの層がどのように動くか?
- しかし、外国人が少ないフィリピンは、やはり少し「面白くない」。この1年間でたくさんのフィリピン人たちと知り合うことができて、それは財産だが、もうちょっとインターナショナル感があるのがココの良いところだったことは否めない。