2月10日に長年の鎖国を続けていたフィリピンの国境がついに開きました。
早速、たくさんの韓国人旅行者が来訪予定という話を関係筋から聞きましたが、
とはいえまだ、外国人旅行者を見たことはなく、実感としては今までと一緒です。
しかし多くの「アンチ規制派」「コロナは茶番派」「もう疲れた派」などの人々にはこの上ない朗報であり、2022年は良い年になると期待しています。
もっとも「アンチワクチン派」には厳しい世界が待っています。
体裁上、移動や入店にワクチン証明書が必要です。
フィリピンの開国と感染者数
国内移動は少し前から許可されていましたが、今回は外国人旅行者の入国を許可します。
2020年の3月15日(?)以降、実に2年の鎖国です(家族・ビジネス目的等除く)。
旅行者入国の条件は、ざっくりと、
- ワクチン接種証明書
- 海外旅行保険
- 滞在は1ヶ月未満(旅行ビザはまだ発給しない)
です。
コロナ感染者数は、2月に入って急減しているようです。
ただ、クリスマス前後くらいから、「風邪ひいても隠れて自力で治す派」のひとが急増していたので、単に検査していないだけという可能性も高いです。
(他国ではまだピークアウトはしいていないようなので)
肌感としては、1月にドゥマゲッティ民は全員コロナに感染しました、たぶん。
その結果が2月のピークアウトであると納得することもできます。
ドゥマゲッティの感染者数状況
2月21日のドゥマゲッティの新規感染者はゼロです。
(ほんとはいるはずですが)
そもそもその話題をあまり聞かなくなったので、少なくとも「心のコロナ」はひと段落し始めたと言えます。
コロナ前後での違い
ドゥマゲッティに関して、2点、特筆すべきコロナ前後での違いがあります。
一見、どうでもいいような変化ですが、深堀りするとなかなか興味深いです。
- バイクドライバーがヘルメットをかぶるようになったこと
- 外食のレベルが上がったこと
ヘルメットをかぶるようになった
私はマスク着用がなくなったときに、メルメット着用もなくなると思っていたのですが、もしかしたらこのまま定着するかもしれません。
本来、都市封鎖などをしていた2020年、ひまな警察のひまな責任者がヘルメット着用を検問しはじめたのがきっかけですが、2年のプラクティスは偉大です。
⇒ これは、「ホワイト化する社会」のドゥマゲッティ版とも考えることができます。今後、以前のようなカオスで自由なドゥマゲッティの面影は少なくなっていくのかもしれません。
外食のレベルが上がった
これはワンチャン、2年間の鎖国で自身の味覚が落ちた、という可能性はありますが、おそらくその両方です。
外に行けなくなった富裕層、先進国にルーツのある移住者組、マニラやセブから戻ってきた経験者などがドゥマゲッティに2年間滞在しました。その結果、数少ない娯楽のひとつであるグルメ、外食のレベルが底上げされている気がします。
江戸時代、日本の文化が開花しましたが、それは250年の鎖国の影響であるとも言えます。
フィリピンは2年間の鎖国により、江戸時代の100分の1くらい自国の文化を醸成したと言えるかもしれません。
⇒ それに伴い、物価は順調に上がっています。そして我々外国人はちょっと高くてもちょっとイイモノを求めがちです。以前のようなクソ安ドゥマゲッティではなくなっていくかもしれません。
今後の見通し
開国後、もう一発くらい感染者数爆発が来そうな気がしますが、果たしてその時にどのような行動にでるのか?
- ワクチン接種も進んで、もうだれも気にしなくなっている
- 妄信的ヒステリックにもう一度規制を強める。
どちらかというと①のほうに舵がきられる気がしています。
なぜなら、もう一つの大きな課題として「学校教育の再開」が残っているためです。
フィリピンでは未だにオンライン授業のみです。
2年間、幼稚園から大学まで、英語学校も、オンラインのみです。
このままでは、ただでさえ頭が悪い人々が、さらに悪くなってしまう可能性があります。
(いや、逆にオンラインで宿題してたほうがマシという説もあるか・・)
また、レジャー産業はもちろんですが、教育産業も重要な経済活動です。
ということで、このまま徐々に開国、新ノーマルへの道筋を期待してやみません。
まだまだ飛行機代が高いですがwww