新型コロナウイルスの脅威が過ぎ去った後(ポスト・コロナ)のフィリピン英語留学、セブ英語留学がどのようになっていくのか?を考えて見ました。
コロナの脅威がどのような形で収まっていくのかまだ予測もできないのですが、一旦少し収まった後、世界はどのように変わっているのでしょうか?
そして繁栄を極めた(?)、フィリピン語学学校、セブの語学学校やその留学生たちはどのように変わっているのでしょうか?
あくまで仮説で、想像ですが考えて見ました。
現時点(2020年4月)の想像です。後日気が変わるかもしれません。
最初にまとめますと・・・
- 自宅中心の生活の中でオンライン・リテラシー/リモート・リテラシーが上がることでオンライン英会話を選択肢に入れる人が増えてくる。(オンラインの安さに気づく)
参考記事>>無料体験ができるオンライン英会話の一覧 - 自宅中心の不便な生活に慣れた人は、「便利を買う」ことがメリットだったフィリピン留学・セフ留学を選択肢から外す可能性がある。
- すぐにいける・すぐに帰れるが魅力だったフィリピンだが、そうではなくなってくる可能性もある。それに伴い、フィリピン(海外)に渡航する恐怖感がアップする。
フィリピン留学・セブ留学 オワコン説
まず、オワコンとは、
<引用> 若言辞典
オワコンとは、終わったコンテンツ(中身・情報の中身のこと)のことです。オワコンの他に、「おわこん」「おわコン」「終わコン」とも表します。一時期人気があり流行していたコンテンツやサービス・漫画・アニメ・商品などが、流行が去って飽きられてしまい、下火になった状態や見捨てられた状態の意味です。
例えば、「あの歌手はオワコンだね。」という場合は、「あの歌手は、かつて人気があったのに、今は飽きられてしまったね。」という意味になります。
今回の一連のロックダウン、クアランティーン(自宅待機)、自粛、の動きの中で、日本中の人、いやさ世界中の人々が「リモート」「オンライン」を活用しています。
それはコロナ後も、リモート・リテラシー(造語:リモートやオンラインに慣れている様)として人々の意識の中に残るのではないかと思います。
今まで打ち合わせのためだけにタクシーに乗っていたり、打ち合わせのセッティングだけで半日かかっていたような作業が無くなります。
フィリピン留学・セブ留学業界に関しても、人々は思ってしまうと思うのです。
「オンライン英会話の方がよくね?」
と。
留学とオンラインの費用比較
フィリピン留学・セブ留学とオンライン英会話を単純に費用だけで比較して見ましょう。
フィリピン留学・セフ留学の平均的な費用
・費用は全て、相場感からくる推測です。
<1ヶ月(4週)のざっくり費用>
- 入学金 10,000円
- 授業料・宿泊料 180,000円(1日6コマくらい)
- 電気代・テキスト代 5,000円
- SSP 12,000円
- おこずかい 20,000円(1週間に1,000ペソ・お土産に1万円くらい)
- 飛行機代 50,000円(安いのや高のがありますが)
- 日本の家の家賃(人の境遇によって色々)
合計:277,000円 +日本の家の家賃
<3ヶ月(12週)のざっくり費用>
- 入学金 10,000円
- 授業料・宿泊料 540,000円(1日6コマくらい)
- 電気代・テキスト代 15,000円
- SSP 12,000円
- VISA 12,000円
- ACRカード 6,000円
- おこずかい 40,000円(1週間に1,000ペソ・お土産に1万円くらい)
- 飛行機代 50,000円(安いのや高のがありますが)
- 日本の家の家賃(人の境遇によって色々)
合計 685,000円 +日本の家の家賃
オンライン英会話の費用
もし仮に、オンライ英会話をフル活用して朝から晩まで自宅にこもって英会話していた場合の費用仮説です。
<1ヶ月(4週)のざっくり費用>
・費用は全て、相場感からくる推測です。
- 授業料
・回数制のところ:1,000円×6コマ×20日=120,000円
・月額制のところ:7,000円 - 日本での生活費 50,000円(1日2000円弱くらい?)
- 日本の家の家賃 (人の境遇によって色々)
合計1:回数制オンライン英会話 170,000円 +日本の家の家賃
合計2:月額制オンライン英会話 57,000円 +日本の家の家賃
補足1:回数制のオンライン英会話の場合、1社のサービスで月間120コマ提供できるかどうか不明です。しかし複数社のオンライン英会話サービスを同時契約することになるかもしれません。価格はピンキリだと思いますが、このウェブサイトで提供しているオンライン英会話(リンクあり)くらいが平均かなと思います。
補足2:月額制のオンライ英会話の場合1日6コマ分(実際にはオンラインは1コマ25分なので、12コマ分)を1社との契約で確保できるかどうかわかりません。予約が埋まってしまっていたりするためです。
ですので、月額制オンラインに3社と同時契約して加入すると仮定しましょう。
(月額制のオンラインはネイティブキャンプ(リンクあり)のような受け放題サービスに近いところを想定しています)
合計2訂正:月額制オンライン英会話3つ加入 71,000円 +日本の家の家賃
3ヶ月の場合は単純に3倍になります。
双方の比較
平日毎日6コマ(1コマ50分計算)・4週間
1ヶ月 | 3ヶ月 | 備考 | |
フィリピン留学 | 277,000円 | 685,000円 | 日本の家賃含まず |
回数制オンライン | 170,000円 | 510,000円 | 日本の家賃含まず |
月額制オンライン | 71,000円 | 213,000円 | 日本の家賃含まず |
「費用だけ」を見るとこのように大差あるのですが、
人々はそれでもフィリピンへ。セブへと留学していました。
たぶん、費用だけでははかれない価値がありました。
または、費用以上の魅力がありました。
それでもフィリピン留学だった。その魅力は?
- 便利
- 他力
- 魔法
この三つがフィリピン留学・セブ留学に魅了されるメリットかもしれません。
便利・・・便利な生活
飯を出してくれます・掃除をしてくれます・世話してくれます・サポートしてくれます・日本にはない快適で異国情緒ある生活がおくれます、等々
他力・・・自律的に動かなくていい
スケジュールを作ってくれます・先生が待っててくれます/来てくれます・時間が私を追ってくれます・英語が伸びなかったら学校のせいです、等々
魔法・・・留学という名の魔法
留学したら英語ができるようになります・外国人の友達ができます・出会いがあります・思い出が作れます、等々
これらの甘美な誘惑が人々をフィリピンに誘い、
それらのメリットを享受できた人もいるでしょうし、できなかった人もいるでしょうが、
それでも全体的にはみんな満足していた時代でした。
ですので、留学の費用は非常に高価ですが、もし満足できるなら決して高い値段ではありません。
しかし、逆に言えば、もし上記のポイント(魔法以外)を自分でコントロールすることができれば、オンラインを活用してリーズナブルにスキルアップできる時代です。
補足:しかし実際は、自分をコントロールするのは本当に大変です。また月額制のオンライン英会話を活用して毎日6時間受講するのは教師の予約作業などだけでかなりの時間がかかってしまうと思いますので、ちょっと非現実的です。
移動のリスク
私は今フィリピンのドゥマゲッティでECQ下にいます。
日本へのフライトは停止しており、もし今何かの病気になったり、大切な用事が日本で発生してもすぐに帰れません。この状況は、ハラハラします。
フィリピン留学のもう一つの魅力が、「すぐに移動できる」ことでした。
LCCの普及もあり、「沖縄にいく」くらいの感覚で来れていたのですが、果たしてこれからどうなるでしょうか。
また、この「鎖国」という現象が今回一発で終わるのか?来年の同じ時期も発生するのか?により世界中の人たちの移動に制限がかかってしまいます。
ポスト・コロナ時代のフィリピン留学
フィリピン留学黎明期は、チャレンジングな人、ガチな人、サバイバル能力の高い人、そして情報感度の高いいわゆるアーリーアダプターが多かった気がします。
だんだんとそれが人気になり、大衆化するにつれて生徒たちの性質もかわりました。大勢の普通の人が気軽にいける場所になりつつありました。学校は乱立し、様々な付帯サービスが出現しました。(大げさですが例えば誰にでもアイフォンが広まったり、昔ルイビトンが広まったように)。
今回のコロナ事変を経て、
フィリピン留学の3つの魅力が変わる訳ではないでしょうし、フィリピン人教師たちの明るさも変わらないと思いますが、
現地にくる生徒層という意味では、ひとまず時代が一つ後退するような気もします。サバイバルな人、チャレンジングな人だけが実際に渡航するのではないでしょうか。
それに伴い、何か本質的価値がない学校は淘汰されていくかもしれません。
と言いつつ、意外と「大丈夫だったね〜」となるかもしれませんし、なることを祈ります。
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