「9月入学」制度になった場合に変わることの考察

コロナによる9月入学制度移行について

日本政府が検討している「9月入学制度」について考えてみました。もし9月入学になった場合、色々なことが影響を受けます。年間スケジュールはどのように変わっていくのでしょうか?日本の社会でどのようなことが起こっていくでしょうか? 素人なりに妄想してみた内容です。

(フィリピンであまり外出できないので、最近は「雑記・一般」の記事ばかりでございます)

*この記事は2ページあります。

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現在の「4月入学」制度&年間スケジュール

まずは、現行の4月入学についておさらいしてみましょう。

1月正月・年末年始休み・成人式・大学入試開始
2月入学試験・世の中的に閑散期と言われる(ニッパチの2月)
3月冬〜春
・花粉
合格発表・卒業式・卒業旅行・春休み・就職説明会開始
4月
・花粉
入学式・お花見
5月
・花粉
ゴールデンウィーク・五月病
6月初夏
・梅雨
就職面接開始
7月
・梅雨
夏休み
8月夏休み・世の中的に閑散期と言われる(ニッパチの2月)
9月夏〜秋二学期開始・シルバーウィーク
10月入社式
11月初冬
12月クリスマス・年末年始休み

そして、もし「9月入学」制度になった場合の変動を想像してみたいと思います。

9月入学考察:学校のスケジュールはどうなるのか?

まず9月1日が入学となります、ということで、9月〜12月下旬が一学期となるのでしょう。

そして、1月〜3月下旬が二学期、4月〜7月下旬が三学期。

つまり「二学期が短くなる」のかもしれませんね。

今まで3学期は短いこともあり、私の記憶では受験がない限り少し「流しモード」で学校に言っていた気がしますが、新制度ではそれがなくなる可能性がありますね。

試験はどうなるのでしょうか。

通常1月から受験がスタートして3月に合格発表ですが、

これがゴソッと夏に移動するはず?

「6月から受験がスタートして8月に合格発表」になるのかもしれませんね。

そうすると、以前は「夏休みが受験勉強の山場だ!」と言われていたのが、

新しくは「春休みが受験勉強の山場だ!」となります。

しかしながら、春休みは夏休みほど長くありませので、

勉強した子としなかった子の差がそこまでつかないかもしれません。

予備校なども集中セミナー的なものを開催するスケジュールが短くなって売り上げに困るのかもしれません。いや、もしかしたら「2年生の夏休みが山場だ!」みたいなキャッチコピーを打ち出して、1年前の夏休みが勉強で消えていくという悲しい現象が起こるかもしれません。

いずれにせよ、受験シーズンが夏休みに発生しますので、その分、自由時間は減るということでしょうか。

引っ越しシーズンも変わりますね。

旧制度新制度
1学期4月〜7月下旬(3ヶ月半)9月〜12月下旬(3ヶ月半)
夏休み:受験勉強の山場冬休み
2学期9月〜12月下旬(3ヶ月半)1月〜3月下旬(2ヶ月半)
冬休み春休み:新・受験勉強の山場?
3学期1月〜3月下旬(2ヶ月半):受験シーズン4月〜7月下旬(3ヶ月半)
春休み:引っ越しシーズン夏休み:受験シーズン&引っ越しシーズン

高校野球

高校野球をはじめ、各種スポーツイベントも影響を受けます・

高校野球の場合、

現:春が選抜・夏が全国
新:春が全国・夏が選抜?

現:春は紫紺の優勝旗・夏は真紅の優勝旗
新:春は真紅の優勝旗・夏は紫紺の優勝旗?

現:春はヒットソングの行進曲・夏は大会行進曲
新:春は大会行進曲・夏はヒットソング

三年生が最後の夏、炎天下で激戦を繰り広げる姿は多くの人の胸を打ってきましたが、それが春の桜の下で行われることになるのでしょうか。



9月入学考察:連休のスケジュールはどうなるのか?

今までは4月下旬から始まるゴールデンウィークが学生・社会人の心の支えでありました。

4月から始まった新生活、ストレスが溜まったところでいきなり長期休暇。

5月に復帰できない場合に5月病と言われたりしました。

つまり、「5月病=10月病」となるのでしょうか。

9月下旬のシルバーウィークは、10月あたりに移動されて別の長期休暇が出来上がる可能性がありますね。

↓このような構想が昔あったようですが↓

ウィキペディアから

10月末 – 11月頭の大型連休

自公連立政権の自由民主党と公明党は2007年5月に、秋に大型連休を設ける構想があり、体育の日を11月1日に、勤労感謝の日を11月5日に移し、11月3日の文化の日と合わせて間に挟まれる11月2日と4日を「国民の休日」とし、11月に最低でも5連休とする提案が検討された[12]。本案は、曜日配列によって最小5連休、最大9連休が実現する可能性があった。景気対策を狙う構想に対し、勤労感謝の日が宮中祭祀で最重要とされる新嘗祭に由来するものであること、1873年(明治6年)以来固定日として唯一続く最も歴史ある日本の祝日で、全ての年齢層に定着していることなどから、自由民主党内の保守派を中心に「祝日の本来の意味が失われる」と移動案に反発論が続出した[13]。調査会社の中央調査社が2007年10月に全国の20歳以上の男女1347人から回答を得た調査では、全体の63パーセントがこの構想を「取り入れない方がよい」[14]とした。