フィリピン・ドゥマゲッティ剣道部との出会い
ドゥマゲッティでもヨガ教室やサッカークラブなどのメジャーどころ競技のコミュニティはあるが、ある日何の気なしにドゥマゲッティ&剣道でフェースブック を検索してみた時に見つけたのが「DUMAKEN」、ドゥマゲッティの剣道サークルだった。フィピリンのマニラやセブならまだしも、まさかドゥマゲッティにあるとは。ちなみに僕は中学〜高校の6年間を剣道部で過ごし、二段を持っている。剣道をかじったことのある方ならご存知だと思うが高校卒業時に二段で終わる選手は、それほど強くない&上手ではない。
昨今「リバイバル剣道」=「リバ剣」という言葉が誕生していて、ちょっと流行っているらしい。子供の頃や学生の頃に剣道をやっていて、一旦ブランクがあった後、大人になって再開する剣士のことだ。怪我には要注意だがwww
そこで僕もTシャツ・短パンでDUMAKENに訪問。仲間に入れてくれないか聞きに行った。そして入った!!
DUMAKENのリーダーや生徒は合計で・・・多分6〜7人くらい。みんなフィリピン人だ。リーダーはもともとセブに住んでいた時にセブの剣道クラブで稽古をしていたらしく、なかなかドスの効いた気合いをだし、いくつかの剣道用語を日本語で理解して使っている。
・先輩 ・礼 ・面、小手、胴、突き ・瞑想 などなどシンプルなものだが。
DUMAKENは2017年末頃にリーダーがドゥマゲッティで作った、出来立てほやほやの零細・弱小チームだ。
多分6〜7人くらい、と書いたのは、毎回参加者が少なかったり・多かったりするからだ。このドゥマゲッティ・剣道クラブは、現在参加料タダ。場所代をみんなで割り勘している、有志のサークルのような感じだ。それゆえ、仕事が忙しかったり、家族や彼女の事情がある時は、柔軟に参加・不参加を調整しているのだろう。
またフィリピン人気質なのだろうが、毎週決まった日に必ず稽古をするのはしんんどいと思っているのかもしれない。2週に一回くらいでのんびりやろう〜 みたいな。でもリーダーは毎週きている。
剣道セブ大会
現在、僕は防具も道着も持っていないので、Tシャツ・短パンで素振りだけ参加し、あとは見学だけしている(年末に日本に帰った時に昔の道具を持ってこようと思う)。
そんな見学の一貫で、セブで行われた剣道全国大会を見学に行った。全国大会と行ってもフィリピン各都市から選手が集まる、フィリピン全国大会だ。
ドゥマゲッティからセブは飛行機で30分、バスでも5時間程度、アジア感覚でいうと、隣町だ
いくつか写真を。
こんなにフィリピン人が剣道をプレイしているんだ〜と驚いた。
特にダバオとマニラの選手団の数が多い。
マニラは大都会なのでわかるが、ダバオはそう行った日本文化がやはり根付いているのだろうか。
この大会でドゥマゲッティ剣道クラブはもちろんマイナーチーム。ただし出来たてのチームなので、フレッシュさからか、珍しさからかなんかちょっと目立っている。
フィリピン人の上位剣道選手の実力は大したものなのではないかと思う。個人戦決勝戦はマニラの選手対ダバオの選手。さらにはダバオの選手は二刀流使いだ。
高校の時の自分でも勝てないだろうな〜
「団体戦は日本人でも飛び入りでも参加できるよ」とお声掛けをいただいたのだが、とんでもございません。リバ剣を始める前からリバ剣で怪我したら大変だと思いご遠慮した。
シリマン大学文化祭での剣道演舞
ドゥマゲッティ中心部にある有名大学シリマンでの剣道の演舞があるから見にこいとお誘いを受けた。
なるほど〜
ライブ会場で赤や紫の照明をバックに・・・・
ここまで派手な演舞は初めて見たwww
でもこれを見てちょっとわかったかも。
きっと防具をつけて竹刀を持ってプレイしているのがとても「カッコイイ」と思っているのではないだろうか。
サムライ・ニンジャ・ジャパン! みたいな。
だからみんな、毎週連続で稽古に来ないのかもしれない。強くなりたいなら毎日でも稽古すればいいのに(場所代の問題はあるが)、と思っていたのだが、そうではなくて、彼ら的には数週間に一度でも剣道のコスチュームを着てプレイしていることがコスプレ大会であり、ステータスなのだろう。
自分が剣道を始めた時は、最初はカッコイイと思った気持ちもあったのだろうけど、日々のしんどい稽古でその感覚は無くなって、忘れていたなあ〜
むしろ臭いし、しんどいし、先輩の小手痛いし。
それでも、出来立てほやほやのドゥマゲッティ剣道部、まずはそんな軽いノリから徐々に人気を上げていくことが大切なのかもな〜
と思いTシャツ・短パンで素振りをしている今日この頃です。